設定リファレンス
保存先やAIエージェント(Claude Code か Codex のCLI)への頼み方を、~/.config/kikigaki/config.toml で決められます。書けるすべてのキーと、既定値・設定例をまとめます。
設定ファイルの基本
Section titled “設定ファイルの基本”- 書式はTOMLです
- どのキーも省略できます
- 動き: 省略したキーは既定値になります
- ファイルが無くても起動します
- 書き換えたら、メニューバーのメニューの「設定を再読込」で読み直します
- 反映: AIエージェントの設定と
autoSendPhrasesは会議の開始時に決まります。次の会議から効きます
- 反映: AIエージェントの設定と
- 書式や値が正しくないと、読み直しを止めて理由を表示します
- 開始シートや画面で決めた値は、設定ファイルへ書き戻しません
エディタでキーを補完する
Section titled “エディタでキーを補完する”- エディタでTaploのTOML言語サーバーを有効にします
- 例: VS Codeでは「Even Better TOML」拡張を入れます
~/.config/kikigaki/config.tomlの先頭に次の1行を加えます
#:schema /Applications/KIKIGAKI.app/Contents/Resources/config.schema.json- Homebrewで通常の場所に入れた場合は、このパスをそのまま使えます
- アプリを別の場所に置いた場合は、
KIKIGAKI.appまでの部分を実際の絶対パスへ書き換えます - キーの補完と説明が表示されます
- 綴りの誤り・値の範囲外・廃止したキーを指摘します
- 補足: 未知のキーはアプリでは無視されますが、エディタでは入力ミスとして指摘します
- 名前の重複など、設定全体の検証は「設定を再読込」で確認できます
- 次の条件も「設定を再読込」で検証します
- CLIに応じた推論の強さ
- 追加引数の許可リストと値の組合せ
- アバターURLのスキームとホスト
- 宛名が「へ」だけでないこと
- 自動送信を開始するための初期プロンプト
#:schema /Applications/KIKIGAKI.app/Contents/Resources/config.schema.json# Markdown (と録音WAV) の保存先。既定: ~/Documents/KIKIGAKIoutputDir = "~/Documents/KIKIGAKI"# 録音WAVを Markdown と並べて残すか。既定: falsesaveRecording = false# 発話ごとの音量と除外候補を表示・保存する診断表示。既定: falsemeasureAudioLevels = false# 話者名の候補に使う、議事録の先頭の参加者のキー。既定: participantsparticipantsKey = "participants"# 声で会議の手動宛先へ送信する合図。省略時も有効。[]で無効autoSendPhrases = ["アバンティ", "アヴァンティ"]# どのアプリを使っていても、会議の手動宛先へ送るキー。既定: 未割り当てmanualSendHotkey = "cmd+shift+space"# 録音中にMarkdownへ途中の記録を書く間隔(秒)。既定: 60autoSaveIntervalSeconds = 60
# 話者名の候補とアバター[[speakers]]name = "田中"avatar = "~/Pictures/avatars/tanaka.png"
[[speakers]]name = "迅雷"avatar = "https://example.com/jinrai.webp"
# AIエージェントの参加を有効にする。書かなければ無効。1つ目が既定[[ai]]name = "議事録" # 省略時は address から導く名前。重複は不可cli = "codex"address = "迅雷へ"avatar = "~/Pictures/jinrai.png" # 省略時は紫のイニシャル。http/httpsのURLも使えるeffort = "high" # 推論の強さnotifySound = false # 返事が届いたときの通知音。省略時は人が待つ返事だけ鳴るnotifyBanner = false # 返事が届いたときのOS通知。省略時は人が待つ返事だけ出るcwd = "~/work/minutes" # 起動時の作業ディレクトリ。省略時は固定の既定autoStart = true # 録音開始シートの自動送信の既定にする。全体で1つまで# 手動・自動実行シートと録音開始シートのプロンプト初期値initialPrompt = "会議の決定事項と担当・期限をMarkdown議事録へ更新してください"autoIntervalMinutes = 3 # 1〜120分autoSendPhrases = ["最新に更新してください"] # この手動宛先で使う合図
[[ai]]name = "相談"cli = "claude"effort = "max"address = "ネオへ"autoSendPhrases = ["アバンティ", "アヴァンティ"]| キー | 既定 | 説明 |
|---|---|---|
outputDir |
~/Documents/KIKIGAKI |
Markdownと録音WAVの保存先。絶対パスか ~ から始まるパスで書く。相対パスと空文字は設定エラー |
saveRecording |
false |
true で、録音WAVをMarkdownと同じ名前で並べて残す |
measureAudioLevels |
false |
true で、発話ごとの音量と小音量の候補を画面に出し、.levels.json とMarkdown末尾の表に残す。音量を調べるための表示。次の会議から効く |
participantsKey |
participants |
話者名の候補に「参加者」として出す名前を、議事録の先頭のどのキーから読むか。attendees などに変えられる。空白・:・#・,・引用符・括弧を含む名前、空文字、- で始まる名前は設定エラー |
autoSendPhrases |
["アバンティ", "アヴァンティ"] |
プロファイルで合図を指定しない場合に使う共通の合図。[] で無効。文字列の配列で最大20個、1個64文字まで。空白や記号を除き、かなを揃えた後の空と重複は設定エラー。次の会議から効く |
manualSendHotkey |
未割り当て | ほかのアプリを使っている間も、会議の手動宛先へ下書きを送るキー。"cmd+shift+space" のように + でつなぐ。修飾は ctrl alt shift cmd。ctrl alt cmd のどれかが要り、F1〜F20だけは単独で使える。キーは英数字・space・enter・tab・escape・f1〜f20。空文字は未割り当て。「設定を再読込」ですぐ効く。使い方は グローバルキーで送る |
autoSaveIntervalSeconds |
60 |
録音中に、会議のMarkdownへ途中の記録を書く間隔 (秒)。10〜3600の整数で書く。範囲外は設定エラー。次の会議から効く。詳細は 録音中の途中保存 |
measureAudioLevelsは、小さな声を除外する設定とは別ですoutputDirは、AIエージェントの参加でCodexに書き込みを許可する場所でもあります- 詳細: データの行き先
- 保存されるファイルの名前と中身は 録音と書き起こし を参照してください
話者の候補 [[speakers]]
Section titled “話者の候補 [[speakers]]”話者名をクリックしたときに出す候補とアバターです。1人ごとに [[speakers]] を1つ書きます。
| キー | 既定 | 説明 |
|---|---|---|
name |
なし | 話者名。空と重複は設定エラー |
avatar |
なし | 省略可。画像のローカルパスか、HTTP・HTTPSの画像URL。~/ から始まるパスも使える |
[[speakers]]name = "田中"avatar = "~/Pictures/avatars/tanaka.png"- 画像を読み込めないときは、話者の色の上に名前の頭文字が出ます
- URLの画像は
~/Library/Caches/kikigaki/avatars/に保存します - アバター画像は1枚10MiB、全フレーム合計4,000万画素までです
- 対象: ローカルの画像とURLの画像に共通です
- 失敗時: 読めない画像は保存せず、名前の頭文字を表示します
- URL画像の読み込み失敗の記録には、接続方法・サーバー名・画像のパスだけを残します
- 候補の変更も「設定を再読込」で反映します
AIエージェントの参加 [[ai]]
Section titled “AIエージェントの参加 [[ai]]”[[ai]] を書くと、herdr の専用ペインでAIエージェントが会議に参加します。書かなければAIエージェントの機能は無効です。複数書くと、送信ごとに宛先を選べます。1つ目が既定です。
使い方は AIエージェントを会議に参加させる を参照してください。
| キー | 既定 | 説明 |
|---|---|---|
name |
address から決まる名前 |
宛先の表示名。重複は設定エラー。自分で書く場合は64バイトまで |
cli |
codex |
codex か claude |
command |
自動で探す | CLIの絶対パス。見つからないときだけ書く |
herdrCommand |
自動で探す | herdrの絶対パス。全宛先で共通。2つ目以降は省略でき、先頭の値を引き継ぐ。先頭と違う値を書くと設定エラー |
model |
CLIの既定 | モデル名 |
effort |
CLIの既定 | 推論の強さ。値は下記 |
address |
迅雷へ |
宛名。末尾の「へ」を除いた部分が会議でのAIエージェントの名前になる |
avatar |
紫のイニシャル | AIエージェントの返事の行に出す画像。[[speakers]] と同じくローカルパスかHTTP・HTTPSのURL |
cwd |
~/Library/Application Support/KIKIGAKI/ai-work/ |
AIエージェントを起動する作業ディレクトリ。絶対パスか ~/ から始まるパスで、存在するディレクトリを書く |
extraArgs |
空 | CLIへの追加の引数。使える指定は下記 |
| キー | 既定 | 説明 |
|---|---|---|
alwaysPrompt |
空 | すべての送信の末尾に「追加プロンプト」として付く補助指示。32 KiBまで |
allowWork |
true |
送信シートの「作業を許可する」の初期値 |
identifySpeakers |
false |
true で、会話を送るときにAIへ話者名の割当も頼む。名乗りなどの根拠がある名前だけを付ける |
notifySound |
人が待つ返事だけ | この宛先から返事が届いたときに通知音を鳴らす。省略時は、手動の依頼への返事と確認質問で鳴らし、自動送信への通常の返事では鳴らさない。true か false を書くと、手動・自動送信を問わずその値に従う。詳しくは 返事が届いたら音と通知で知らせる |
notifyBanner |
人が待つ返事だけ | この宛先から返事が届いたときにOSの通知を出す。本文は返事の冒頭。省略時と書いたときの効き方は notifySound と同じ |
| キー | 既定 | 説明 |
|---|---|---|
autoStart |
false |
true で、録音開始シートの自動送信の宛先の既定にする。全宛先で1つまで。board の無い宛先では initialPrompt が必要 |
initialPrompt |
空 | 手動・自動実行シートと録音開始シートのプロンプトの初期値。32 KiBまで |
autoIntervalMinutes |
3 |
自動送信の間隔。1〜120分。シートの選択肢に無い値も、その値で選べるようになる |
| キー | 既定 | 説明 |
|---|---|---|
autoSendPhrases |
共通の合図を使う | このプロファイルが手動宛先の間に使う合図。指定すると共通の合図を置き換える。[] で無効。最大20個、1個64文字まで。文字列以外、かなや空白・記号を揃えた後の空と重複は設定エラー |
| キー | 既定 | 説明 |
|---|---|---|
board |
なし | ボードとして自動送信で更新する見出し。## ボード のような1行のMarkdown見出し。複数の宛先で同じ見出しを使える |
boardPrompt |
内蔵 | ボードのプロンプトを全文差し替える。board があるときだけ書ける |
boardLocation |
なし | 議事録のパスが無いときの書き先をAIエージェントに伝える。board があるときだけ書ける。${...} や ~ はAIエージェントが解釈する |
ボードの使い方は 議事録とボード を参照してください。
boardLocation の変数は、KIKIGAKIでは展開しません。
effort の値
Section titled “effort の値”cli |
書ける値 | CLIへの渡し方 |
|---|---|---|
codex |
none minimal low medium high xhigh max ultra |
-c model_reasoning_effort="<値>" |
claude |
low medium high xhigh max |
--effort <値> |
- 使える値はモデルによります
- 例外: CLIが受け付けないと、起動に失敗したことを表示します
- 推論の強さは
effortに書いてください- 制約:
extraArgsに書くと設定エラーです
- 制約:
extraArgs で使える指定
Section titled “extraArgs で使える指定”extraArgs は文字列の配列で書きます。シェルの文字列ではありません。
extraArgs = ["--search", "--add-dir", "/Users/you/work/shared"]cli |
値なしの指定 | 決まった値だけを受け付ける指定 | 絶対パスを1つ受け付ける指定 |
|---|---|---|---|
codex |
--search --no-alt-screen --strict-config |
--sandbox / -s: read-only workspace-write danger-full-access--ask-for-approval / -a: on-request never |
--add-dir |
claude |
--verbose |
--permission-mode: default manual acceptEdits plan auto dontAsk |
--add-dir |
--key=valueの形でも書けます- 表に無い指定は設定エラーです
- 対象: 起動時のプロンプト、サブコマンド、短い指定の連結、Codexの
-cと--configも受け付けません
- 対象: 起動時のプロンプト、サブコマンド、短い指定の連結、Codexの
- 権限モードは、自分で書いたときだけ渡します
- 動き: KIKIGAKIが自分で足すことはありません
CLIとherdrの探し方
Section titled “CLIとherdrの探し方”command と herdrCommand を省略すると、PATHのほかに次の場所を順に探します。
~/.local/bin~/.local/share/mise/shims/opt/homebrew/bin/usr/local/bin
Finderなどから起動したKIKIGAKIでは、普段のシェルのPATHが使えません。見つからないときは、絶対パスを書いてください。herdrが見つからない間も、「会話をコピー」は使えます。
廃止したキー
Section titled “廃止したキー”設定ファイルに残っていると、次のように扱います。
| キー | 扱い |
|---|---|
単数の [ai] |
設定エラー。[[ai]] と書き直す |
[[ai]] の prompt |
設定エラー。値はそのまま、キー名を alwaysPrompt へ書き直す |
[[ai]] の autoPrompt |
設定エラー。値はそのまま、キー名を initialPrompt へ書き直す |
[[ai]] の attach と displayAgent |
設定エラー。起動中のherdrのペインへつなぐ機能は無くなった。KIKIGAKIが自分でAIエージェントを起動する |
「準備済みAIセッション」の機能も無くなりました。以前の ~/Library/Application Support/KIKIGAKI/ai-prepared.json と準備用の置き場は残ります。KIKIGAKIは読みません。
不要なら、手で消してください。
単数の [ai] は、次のように [[ai]] へ書き直します。
# 以前の書き方。設定エラーになる[ai]cli = "codex"
# いまの書き方[[ai]]cli = "codex"設定ファイルで決めないもの
Section titled “設定ファイルで決めないもの”会議ごとに変える値や、画面で操作する値は、設定ファイルには書きません。
| 値 | 決める場所 |
|---|---|
| システム音声の取り込み | 録音開始シート |
| 話者判別の有効・無効 | 録音開始シート。前回の選択を覚える |
| 小さな声の除外のオン・オフとしきい値 | 録音開始シートと、ウィンドウ上部の人型のボタン |
| 話者名の変更と話者の統合 | 書き起こしウィンドウ |
| 会議ごとの議事録と自動送信 | 録音開始シート |