データの行き先
音声や書き起こしがどこに残り、AIエージェント(Claude Code か Codex のCLI)へ何が渡るかを説明します。業務で使う前に、保存先・送信先・AIエージェントが書ける範囲を確かめられます。
- 音声と書き起こしは、Macの中で処理・保存します
- 会議の内容が外へ出るのは、AIエージェントの参加を設定して送信したときだけです
- 利用状況や不具合の情報は送りません
- AIエージェントの参加を使わなければ、会議の内容は外へ出ません
| 情報 | 端末内に保存 | AIサービスへ送信 | そのほかの外部へ送信 |
|---|---|---|---|
| マイクとシステム音声 | 設定時のみ | しない | しない |
| 書き起こし | する | AIエージェントの参加時のみ | しない |
| 手入力と添付画像 | する | AIエージェントの参加時のみ | しない |
| 議事録 | する | AIエージェントの参加時のみ | しない |
| 利用状況や不具合の情報 | しない | しない | しない |
- 設定時のみ:
saveRecording = trueのときだけ、録音をWAVで残します - AIエージェントの参加時のみ:
[[ai]]を設定し、手動か自動で送信したときだけ、自分のMacで動くAIエージェントを経由して各サービスへ送ります - AIエージェントへ送った内容の扱いは、使うサービスの契約と設定に従います
端末内で処理するもの
Section titled “端末内で処理するもの”- 文字起こし: Macの中のApple Speechで処理します
- 話者判別: ダウンロードした話者判別モデル(Nemotron 3 Diarization)をMacの中で使います
- システム音声: Macの中でマイクの音と混ぜます
- 用途: 混ぜた音を書き起こしと話者判別に使います
- 保存:
saveRecording = trueのときだけ残します
端末内に保存するもの
Section titled “端末内に保存するもの”保存先 outputDir の中
Section titled “保存先 outputDir の中”既定は ~/Documents/KIKIGAKI です。
| 場所 | 中身 | 作られるとき |
|---|---|---|
<会議名>.md |
書き起こしとAIエージェントとのやりとり | 録音を止めたとき |
<会議名>.wav |
録音 | saveRecording = true のとき |
<会議名>.levels.json |
発話ごとの音量の記録 | measureAudioLevels = true のとき |
<会議名>.attachments/ |
手入力に貼った画像 | 画像を投稿したとき |
.kikigaki-context/<会議ID>/ |
固定した会話のファイルと、AIエージェントとのやりとりの記録 | 会話をコピーしたときと、AIエージェントへ送ったとき |
- 新しく保存する書き起こし・録音・音量記録・添付画像は0600で作ります
- 意味: 持ち主だけが読み書きできます
- 新しく作る保存先フォルダと添付画像のフォルダは0700で作ります
- 既存の保存先フォルダと既存ファイルの権限は一括変更しません
- 更新: 書き起こしと音量記録を保存し直すと、そのファイルは0600になります
- 同じユーザーのアプリや同期・共有サービスによるアクセスは制限しません
.kikigaki-context/<会議ID>/ には次のものが入ります。
- コピー・送信した時点の会話のファイル
- 中身: 話者名付きの書き起こしと手入力が、1発話1行で入ります
ai/の中の、AIエージェントへの依頼、返事、確認質問、状態、議事録の場所の記録- AIエージェントの返事を確かめるためのトークン
- Claude Codeに渡す、この会議専用の設定ファイル
このフォルダと中のファイルは、持ち主だけが読める権限で作ります。フォルダは0700、ファイルは0600です。会議が終わっても自動では消しません。会議のMarkdownを消しても、このフォルダの中身は残ります。
会議の記録を完全に消すときは、ここも確認してください。
そのほかの場所
Section titled “そのほかの場所”| 場所 | 中身 |
|---|---|
~/Library/Application Support/FluidAudio/Models/nemotron-3-diarization |
話者判別モデル |
~/Library/Application Support/KIKIGAKI/ai-roots.json |
AIエージェントの返事を待つ会議の保存先の一覧 |
~/Library/Application Support/KIKIGAKI/ai-work/ |
AIエージェントを起動するときの既定の作業ディレクトリ |
~/Library/Caches/kikigaki/avatars/ |
URLで指定したアバター画像のキャッシュ |
| アプリの環境設定 | 開始シートの前回の選択、最近表示した議事録10件の場所、議事録ペインの幅 |
| 議事録のファイル | 自分かAIエージェントが決めた場所 |
AIエージェントの参加時に渡るもの
Section titled “AIエージェントの参加時に渡るもの”[[ai]] を設定し、送信したときだけ、次の内容がAIエージェントへ渡ります。
送信する場面は次の5つです。
- 手動実行
- 確認質問への返答
- 再送
- 自動送信
- 録音停止時の最後の1回
送信の文に含むもの
Section titled “送信の文に含むもの”- 宛名と、設定の
alwaysPromptの追加指示 - 問い欄に書いた文
- 例外: 空欄なら、会話の末尾で声にした問いを使います
- 自動送信なら、そのプロンプト
- まだ確定していない末尾の文字
- 会議のID
- 会話ファイルの場所と、読む行の範囲
- 議事録の場所
- 作業の許可の有無
- 返送用のトークン
AIエージェントが読むもの
Section titled “AIエージェントが読むもの”- 会話ファイルの、指定された範囲
- 範囲: 1回目は全体、2回目以降は前回から変わった部分です
- 中身: 話者名付きの書き起こしと手入力の本文を含みます
- 画像: ファイルの場所を含みます。AIエージェントがファイルを読むと、画像の中身も渡ります
- 議事録の場所を渡していれば、その議事録のファイル
- 作業を許可していれば、依頼に必要な範囲で、CLIの権限が及ぶほかのファイルやURL
KIKIGAKIが音声のファイルをAIエージェントへ渡すことはありません。
これらは、AIエージェントが接続するAIサービスへ送られます。どのサービスと契約で処理されるかは、それぞれのCLIの設定とアカウントで決まります。
業務で使う場合は、会議の内容をそのサービスへ渡してよいかを先に確かめてください。
AIエージェントが書き換えられるもの
Section titled “AIエージェントが書き換えられるもの”- Codexには、保存先
outputDirへの書き込みを許可して起動します- 理由: 議事録をそこへ書けるようにするためです
- 範囲: 全会議のMarkdownと
.kikigaki-context/の中身を、AIエージェントから書き換えられます - 制約: 会議のMarkdownを直接編集しないことはSkillの決まりです。権限では防いでいません
- それ以外の場所への書き込みは、CLIの権限設定と承認に従います
- KIKIGAKIは、CodexとClaude Codeの設定ファイルを書き換えません
- 動き: 初回の信頼確認を承認すると、CLI自身がその記録を自分の設定に残します
使わないとき
Section titled “使わないとき”[[ai]] を書かなければ、AIエージェントの機能は動きません。「会話をコピー」はクリップボードへ書くだけで、どこへも送りません。貼り付けた先のAIエージェントへは、自分で渡すことになります。
そのほかの通信
Section titled “そのほかの通信”| 接続先 | いつ | 送るもの |
|---|---|---|
| Hugging Face | 話者判別モデルの初回の取得 | モデルの取得要求だけ。音声や文字起こしは送らない |
| Apple | Apple Speechの日本語アセットが未導入のとき | アセットの取得要求だけ |
| アバターの配信元 | 設定でアバターにURLを書いたとき | 画像の取得要求 |
| 議事録の画像の配信元 | 議事録に外部の画像URLが書かれているとき | 画像の取得要求 |
- 手入力のURLは、クリックしたときに既定のブラウザで開きます
- 通信: KIKIGAKIが先にページを読み込むことはありません